AccessのフォームにPDFファイルを表示する方法として、
- Webブラウザーコントロールを使う
- Edgeブラウザーコントロールを使う
の2つの方法があります。
このエントリでは、昔からある「Webブラウザーコントロール」を使った表示方法の紹介です。
フォームにWebブラウザーコントロールを貼り付ける
フォームをデザインビューで開き、フォームデザイン→コントロール 一覧の中から「Webブラウザーコントロール」を選んで、フォームに配置します。
Webブラウザーコントロール
表示するファイルを指定する
「ハイパーリンクの挿入」ウィンドウが開きますので、表示したいPDFファイルの名を指定します。
これで、フォーム上に指定したPDFが表示されます。
ただし、AcrobatReaderなどのPDFリーダーがインストールされていない場合は、ファイルのダウンロード画面が表示されてフォーム上に表示されませんので、あらかじめAcrobatReaderをインストールして、PDF表示の規定アプリをAcrobatReaderにしておく必要があります。
AcrobatReaderのインストール直後ですと、同じように表示されないことがありますが、アップデートのインストールをしている場合がありますので、しばらく待って(余裕があれば再起動して)みてください。
表示するファイル名をコードで指定する
表示するファイルをコードで指定することもできます。
Me!Webブラウザー1.ControlSource = "='PDFファイル.pdf'"
ControlSourceプロパティに、先頭に「=」を付けて、ファイル名を「’(シングルクォーテーション)」で囲んだものをセットします。
PDF表示のオプション
ファイル名に続けて、表示オプションを付加することで表示方法をコントロールできます。
#view=Fit
… ページ全体をコントロールに合わせる
#view=FitH
… ページ幅をコントロールに合わせる
#view=FitV
… ページ高さをコントロールに合わせる
#page=n
… nページ目を表示
#scrollbar=0
… スクロールバーを表示しない(1:する)
#toolbar=0
… ツールバーを表示しない(1:する)
オプションは&で連結して指定することもできます。
#view=FitH&scrollbar=0
… ページ幅をコントロールに合わせ、スクロールバーを表示しない
ゆくゆくは「Edgeブラウザーコントロール」へ移行していくのでしょうが、こちらのほうが表示が早くて好きですね。
Edgeブラウザーコントロールを使う方法はこちら
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